プラスチックサッシの性能は、政府系機関の明確な実験によって保証されています。 それによって性能が保証され、その性能によって等級が示されています。
樹脂(プラスチック)といえば、燃えやすいということが頭に浮かぶかもしれませんが、 セルロイドとは異なり樹脂サッシは、着火性が悪く燃えにくいという特徴があります。 燃焼試験では、アルミサッシが熱で変形してしまうのに対し、プラスチックサッシは、 熱でガラスが割れてしまうまで形状を保っています。 メーカーによっては、乙種防火窓の個別認定を受け、対応の幅を広げております。
同じ複層ガラスでも内部に特殊な金属膜を張り付けて断熱性能や遮熱性能を高めている物もあります。 ガラスやサッシなどの開口部の断熱性能は住宅全体の断熱・遮熱性能に影響を与える重要な要素となります。
種類 | 高断熱複層ガラス | 遮熱複層ガラス | 普通複層ガラス | 単板ガラス |
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略図 | 特殊金属膜 室内側ガラス 乾燥空気層 (12mm) |
特殊金属膜 室外側ガラス 乾燥空気層 (12mm) |
乾燥空気層 (12mm) |
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熱貫流率(K値) | 1.6 | 1.7 | 2.5 | 5.1 |
日射熱取得率 | 74.4 | 53.9 | 78.6 | 87.7 |
紫外線カット率 | 61.4 | 85.1 | 50.9 | 36.3 |
可視光透過率 | 75.5 | 69.9 | 81.9 | 90.2 |
特長 | 主に寒冷地向きLow-Eは低放射の意味。室内の輻射熱を逃がさない。日射熱の進入は、普通複層ガラスと同程度。 | 主に温暖地向き。屋外からの日射熱を遮り夏期の冷房付加を軽減する。紫外線も大幅にカット。冬は普通の複層ガラスよりも断熱性が高い。 | 単板ガラスに比べて熱貫流率が低く冷暖房効率が高い。 |
(メーカーにより若干数値が異なります。)
高性能断熱 複層ガラス |
高性能遮熱 断熱複層ガラス |
普通複層ガラス | 単板ガラス | |
太陽熱取得率(%) | ||||
室内熱損失率(%) |
上表のガラスはフロート板ガラス使用の場合です。
高性能断熱壁パネルは、九州住環境研究会が「ハイブリッド・エコ・ハートQ」用に高断熱・高気密パネルとして開発したパネルです。
このパネルは、「ハイブリッド・エコ・ハートQ」の構造体に施工されて相乗的な高性能効果を生みだし、理想的な住空間を造り上げます。
鹿児島地方の気候風土に合わせた適切かつ、適量の断熱材と通気の工夫で、結露の発生しない、冬暖かく夏涼しい住空間を実現します。
グラスウール工法や、外断熱工法のように経年変化による不安定さがなく、いつまでも丈夫で長持ちするように工夫され開発されたものです。