熱源が電気なので炎が出ず、燃焼ガスによって空気を汚すこともありません。 そのため、不完全燃焼による酸欠や立ち消えによる中毒もなく、健康的にも安心です。
火加減の調節は見やすいタッチパネルでコントロールできるので強火から弱火まで細かく火力調整できます。
熱面は平らで直接加熱なので、汚れをさっと拭くだけできれいになります。 また、油煙が少ないので、ヒーターの周りはもちろんのこと、キッチンの壁面や換気扇周りも汚れが少なく、クリーンで清潔なキッチンライフが実現できます。
ガスコンロの場合、熱源と鍋の間に空気が入るため、約60%の熱が空気中に逃げてしまいます。 その点、電気の場合、熱源から鍋に直接熱が伝わる直接加熱方式なので、周りに逃げる熱は約26%に減ります。 このように、電気は熱効率が非常によいので、エネルギーをムダにしません。
電気温水器は火を使わないので、火災・爆発の心配がほとんどありません。 不完全燃焼や空焚きがなく、煙やスス、匂いも出ないので、空気が汚れず、クリーンです。 また、燃焼音や運転音も小さく、深夜でも就眠の妨げになることがありません。 さらに、自動運転なので、火元の確認や燃料の補給も一切必要ありません。 その他、自然災害の場合の飲み水などの貯水層にもなります。
電気温水器は、タンク内のヒーターに通電してお湯を沸かします。 電気料金の安い深夜にお湯を沸かし、保温材に包まれたタンクにそのまま貯湯します。 約85~90°Cに沸き上がったお湯を水に混合して使うので、実際にはタンク容量の2倍のお湯が使えます。 コストの面では、割安な深夜料金を利用するので、電気料金は昼間の約4分の1の料金できわめて経済的です。 その他、電気温水器は高性能住宅の暖房熱源としても注目されています。
地球全体に降り注ぐ太陽エネルギーの60分間の量は、世界の年間のエネルギー消費量に匹敵します。 このように膨大なエネルギーが太陽から地球に供給されており、
これからの新しいエネルギー源として注目されるのは当然のことといえます。
現在使用している石油や、ガスなどの化石エネルギーは、ほとんど海外から輸入する 他者依存型エネルギーであるのに対し、太陽エネルギーを利用したソーラーハウスの特長は、
自給自足型のエネルギーを生み出すことにあります。化石エネルギーは、 平和な世界と円滑な自由貿易体制が維持されない限り、エネルギー供給の保障はないわけです。
しかも限りある資源は、現状の量でのエネルギー消費を続けると、200年ほどで食いつぶしてしまいます。
更に、化石燃料を燃やし放出し続けることによって発生する、亜硫酸ガスや窒素酸化物などによる酸性雨、 二酸化炭素などによる地球温暖化が問題になっており、これは部屋の中で車のエンジンをかけて排気ガスを放出していることと同じで、
死と隣り合わせの状況となっているといえます。化石エネルギーは限りのある資源ですが、 太陽エネルギーは半永久的に利用できるエネルギー資源です。
資源が限りあるものである以上、住宅の性能性と相まって、 ソーラーハウスの活用性はますます高まっていくものと考えられます。