「ハイブリッド・エコ・ハートQ」は、予めコンピュータによって結露シミュレーションが行われ結露の発生を確実に抑える施工法がとられています。結露の発生を押さえ住宅の断熱性能を知るためには、その住宅の熱貫流率を知る必要があります。
建物の壁や床など各部分で、その両側の温度差を1°Cとした場合、 1m²の広さについて1時間に何キロカロリーの熱が流れるかを示した値で、 この値が大きいほど建物は熱を良く伝えるので室内が外部の影響を受けやすくなります。
熱貫流率(k):壁や床の断熱性能を示す指標(単位:kcal/m²・h・°C)
K = 1 ÷ Ri + ( R1 + R2 + ・・・・+ Rn )+ Ro
外壁などの躯体は通常、面材や断熱材や空気層が複数重ね合わされてつくられています。これらの材料の熱抵抗値を合計し、更に表面熱伝達抵抗を加えたものを熱貫流抵抗といいます。
室内側表面熱伝達抵抗は、部位により数値が決められています。
部 位 | 室内側表面熱伝達抵抗[m2・k/W] |
---|---|
屋根 | 0.09 |
天井 | 0.09 |
外壁 | 0.11 |
床 | 0.15 |
材料の熱抵抗値は、材料の厚さ(注:単位はメートル)を、材料の熱抵抗値は、材料の厚さ(注:単位はメートル)を、
外気側表面熱伝達抵抗は、部位により数値が決められています。屋根や外壁の断熱材の外気側に通気層を設置する場合や、天井の断熱材の外気側に小屋裏空間がある場合、床の断熱材の外気側が床下空間に接している場合は、表中「外気以外の場合」の値を参照します。
部 位 | 室内側表面熱伝達抵抗[m2・k/W] | |
---|---|---|
外気の場合 | 外気以外の場合 | |
屋根 | 0.04 | 0.09(通気層) |
天井 | ー | 0.09(小屋裏) |
外壁 | 0.04 | 0.11(通気層) |
床 | 0.04 | 0.04(床下) |
熱貫流抵抗を逆数とした値が熱貫流率となります。