九州住環境研究会

No.96 人生百年時代、シニア層の住環境の充実!
定年後の長い生活を考えると我慢して、現在の住宅に縛られる必要はありません。
「リバースモーゲージ型住宅ローン」で、老後の快適な生活を確保。

2018年3月30日更新


定年後の生活設計にいま、大きな変化が生まれている?

厚生労働省は、2016年度の日本人の平均寿命を公表しましたが、それによると女性87歳、男性80歳となり、男女共に過去最高を更新しました。「医療技術の進歩と健康志向の高まり、生活環境の改善と自殺者の減少」によるものと分析していますが、現在でも三大病の克服などにより、2〜3歳程度の伸び代があり、100歳時代の到来を予測しています。
そこで問題になるのが、高齢化社会の住宅問題です。以前にも、60歳以上の高齢者が住宅を建てたり、リフォームを行う手段として「リバースモーゲージ型住宅ローン」を紹介致しましたが、公的融資機関の【住宅金融支援機構】も定年後40年間の住宅問題に対し「リバースモーゲージ」の活用を積極的に支援し始めているようです。「リバースモーゲージ」は、親世帯と子世代の二世代以上が住まう住宅住宅を建てる場合にも活用出来るため、今後は、高齢化社会を支える有力な手段になると考えているようです。

地方公共団体の高齢化対策の変化と住民変化!

地域住民の高齢化対策は、どこの地方公共団体でも頭痛の種になっていますが、高齢者が山村等に分散して居住している場合は、サービスの質が保てないために、現在の居住地を離れて、生活の便が良い、町中に移り住む事を奨励していますが、今までは、子世帯の世話になるしか無かったわけですが「リバースモーゲージ」による新築住宅の奨励で、かなりハードルが低くなっています。
また、現役時代に取得した住宅が耐用年数に近づいている場合も、不満を我慢してリフォームを繰り返して、住まい続ける必要も無くなり、充実したセカンドライフを送るために、リタイアと共に新築を考える方も多くなっています。現代の60歳は、昔の60歳とは圧倒的に元気度が違います。
健康年齢も延び、80歳まで元気で生活出来る環境が整うと、住宅をどうするかを考える必要が出てきます。
高齢化に伴う医療費の増大は避けられない現状です。住環境を充実させて、成人病の発症を抑えるための資金提供を行い、健康寿命を長引かせる事が国の方針針で「リバースモーゲージ型住宅ローン」充実の背景です。

高性能住宅と「リバースモーゲージ」の効果!

「リバースモーゲージ型住宅ローン」の最大の特徴は表・1の様に、契約者が生きている内は、基本的に金利だけの支払いで済むと言うことです。
表・2の様に、契約者の死亡と共に住宅などの担保で返済するか、相続人が元本の返済を行って住宅を引き継ぐことも可能になります。
高性能住宅であれば、子供世帯が引き継いで住まう場合も充分に有利な残存価値があります。
これからは、定年退職をしても、満足の出来ない住宅に住まい続けて寿命を削る必要はありません。長寿命百年時代の定年後40年の老後を楽しく生きる為には諦めないで、退職後のライフサイクルを考えてください。相続対象者と充分話し合って、最良の選択をすべきです。退職金を犠牲にしない「リバースモーゲージ型住宅ローン」も一つの選択肢になります。まだ取扱金融機関は少ないようですが、この様な選択肢もあることをお伝え致します。
松下孝建設は、皆様の幸せを守る住宅づくりを目指して日々、努力して参ります。