2017年2月27日更新
住宅金融支援機構の平成28年度下期以降の「住宅は買い時か」と言う質問に一般消費者の58・5%「買い時」、32・8%「どちらとも言えない」、8・6%「買い時ではない」と回答。同じ質問にファイナンシャルプランナーは69%「買い時」、26・2%「どちらとも言えない」、4・8%が「買い時ではない」と答え、買い時と答えた方が過半数を超えたことを公表し、ファイナンシャルプランナーが「買い時」とした要因は93・1%が「金利低下」44・2%が各種ローン減税を挙げています。また「建物の性能で重視する事項」では、住宅事業者の90・8%が「省エネルギー性」一般消費者は79%が「高耐久性」、66・3%「耐震性」、45・4%が「省エネルギー性」と答えたことを報告しています。安心して長期間住める家で省エネルギーを共に重視しています。
住宅の価格が高騰する一方で、一次取得者層の30歳代の平均年収・平均貯蓄は低下傾向にあります。
住宅の取得環境が悪化する中、住宅取得に係る負担軽減措置として様々な特例措置が準備され、効果が期待されています。
政府は2017年度から、若い子育て世帯が一定の条件を満たす住宅を購入する場合、住宅ローン「フラット35」の金利を当初5年間、通常より0・25%引き下げる優遇措置を導入し若い世帯の住宅取得を支援、少子化対策につなげる狙いです。
平成29年度税制改正では、特例の期限延長等、2017年も住宅購入のバックアップは揃っています。
住宅ローン金利は市場金利の動向に連動しています。市場金利は期間1年未満の短期金利と1年以上の長期金利に分けられ短期金利は半年ごとに金利を見直す変動金利に、長期金利は返済終了まで金利が確定する固定金利に連動しています。今はこのどちらもが史上最低の水準となっています。
日銀は変動金利型の基準となる短期金利をコントロールしており、現状では金融緩和策によって実質ゼロ金利が維持されています。同様に金融緩和策の一環として国債を大量に買い入れており、長期国債の利回りを指標とする長期金利も超低金利が続いています。
日銀は日本経済がデフレを脱却し、物価が2%程度の上昇で安定するまで金融緩和策を続ける方針です。現状では景気回復のもたつきや国際的な原油安などから物価の上昇ペースが伸び悩んでおり、今後も超低金利が続くとの見方が多数ですが、昨年後半には金利の上昇傾向が見られました。政府が目標とする2%のインフレ誘導が成功していけば、当然金利は確実に高くなって行きます。ファイナンシャルプランナーはそれを指摘しているわけです。
平成29年度税制改正大綱は、配偶者控除と配偶者特別控除の見直しが「個人所得課税改革の第一弾」と位置付けられるなど、個人所得課税改革、働き方改革や経済再生を税収面から支える内容となりました。具体的には、女性が働きやすい環境を整える為に、配偶者の減税対象の年収上限を現行の103万円から150万円に引き上げました。さらに、今後数年をかけて、基礎控除などの見直しにも取り組んでいく方針のようです。
最近の住宅の動向を紹介致しましたが、ファイナンシャルプランナー等、蓄財のプロの目から見ると今こそ住宅の「買い時」=「建て時」という声が大きいことをお知らせ致しました。家賃は幾ら払ってもたまりませんが、家賃を払うつもりで住宅を建てたら蓄財になります。「フラット35」等を選択すれば、金利は最後まで変わりません。インフレ誘導で金利は確実に上がります。松下孝建設のハウスアドバイザーにご連絡ください。