2019年10月25日更新
一般的に40代は、まだ子供達にも学費が掛からない時期ではないでしょうか?この時期は、共働き世帯にとっては、最も金銭的に余裕のある時期かも知れません。
住宅ローンの負担を減らすためには、出来るだけ早い返済がポイントになります。返済を早めるメリットは、老後の返済が減ったり、期間が短縮できることです。特にボーナスや昇進などで家計が豊かになったり、親の遺産などが入ってくることもあります。この様な場合は、貯蓄なども考えられますが、将来的な見通しが明るいならば、住宅ローンの一部繰り上げ返済という仕組みもあります。
40代の全般であれば、子供達が高校や大学と学費にお金が掛かる前ですから、何回かの繰り上げ返済のチャンスがあると思われます。このチャンスを見逃さないで繰り上げ返済という仕組みも選択肢に入れて下さい。
まとまった資金が出来たタイミングで住宅ローンを1年分、2年分など、まとめて返済して返済期間を短縮したり、毎月の返済を軽減したりする方法です。
一部繰り上げ返済は行うタイミングが早ければ早いほど、効果が大きくなります。繰り上げ返済行う余裕が出来る期間は、ほんの数年しかありません。子供達の成長と共に、その余裕はほとんどの場合、学費に消えて行くからです。
例えば、期間短縮型の場合、当初3000万円を金利1.5%、30年返済で借り入れた場合、借り入れて1年後に100万円の一部繰り上げ返済を実施した場合、約53万円の利息負担が軽減できます。同じ返済金額でも3年後に実施した場合では、約48万円に減少してしまいます。5年後では44万円に減少します。
実際には、この様にタイミング良く行かない場合の方が多いと思いますが、近年はご夫婦共に正規社員の共働きという場合も多く、結婚後の世帯収入に余裕のあるケースも多くなっています。教育費の負担が始まる前に出来るだけ住宅ローンの負担を減らして置くことが、最も賢明な方法になります。
我が国は、世界有数の長寿命を誇り、寿命100年の時代を迎えつつあります。
しかし、老後を考えた場合、余り手放しでは喜べない状況になっています。その第1の原因は年金問題です。年金の他に2000万円の貯蓄がなければ、豊かな老後は送れないという試算が金融庁から発信され、打ち消されましたが、普通に考えても確かな備えがなければ、惨憺たる老後を迎えることになるのではないかという不安な状況があります。そのためには住宅ローンの早期返済が可能であれば貯蓄以上に効果的です。
フラット35の場合は、返済が出来なくなった場合、住宅を手放すことで、その後の返済は免れますが、その前に早期に金融機関に相談して下さい。
フラット35以外の金融機関のローンの場合も、早めに金融機関に事情を話し、対応策を練る必要が有ります。事情によっては、支払い条件が変更になったり情状が酌量される場合もあると思います。人生は全て順風満帆とはいかないのも常ですから選択肢を間違わないで、性能の高い住宅を建てる施工業者を選択することも重要です。
ローン返済の完了で全てが終わるわけではなく、ローン返済と共に住宅のリフォームも必要になります。
従来の住宅であれば、ローンの終了と共に新築が必要になっていました。
誰もがそんな馬鹿な。と思うことですが、今までの現実は35年も住宅が持つということが考えられないことだったのです。日本人の寿命は100年時代を迎えましたが、住宅の寿命は未だに平均25年程度しかない住宅が半分以上です。35年のローンを組んでも、その前に建て替えが必要な住宅も少なくないのです。少なくとも100年の寿命を持つ住宅を建てて下さい。
ご用命頂ければ松下孝建設が責任を持って長寿命住宅をお建て致します。